ポルトのお祭り”サン・ジュアン祭”
ポルトでは毎年、ポルトの守護聖人『サン・ジュアン』を記念する祭が開かれるそうです。
そして、運がいいことにちょうど訪れた日がこのお祭りの日だったんです。
6月24日が守護聖人 サン・ジュアンが生まれた日と言われてるらしく、前夜祭として23日の夕暮れ時から翌日24日の明け方までお祭りが続くそうです。
そして深夜0時にはドウロ川に架かる二重橋”D.LuisⅠ(ドン・ルイス一世橋)”を背景に打ち上げられる色鮮やかな花火はとっても綺麗で必見です。
花火の時が1番人も多く、盛り上がってました。
サン・ジュアン祭りはイワシの塩焼きを食べたり、マンジェリクと呼ばれる香草の鉢植えを贈ったり、飾ったりする習慣はリスボンのお祭り”サントゥ・アントニウ祭”と共通するのですが、このポルトのお祭りではニンニクの葉とピコピコハンマーで頭を軽くたたくというちょっと変わった?習慣があるのです。
つまりサン・ジュアン祭りでは道行く人の頭を自由にいつでもピコピコ叩いてもいいってことなんです。
そしてこの日に限ってはだれの頭を叩いても怒られない。らしい。笑
ニンニクの葉は魔除けの意味を持つらしく、もともとはこの花で頭をかるく叩いていたみたいで、本来はプラスティックのピコピコ・ハンマーで頭をたたく習慣はもともとはこのお祭りにはなかったみたいです。
でも1963年にポルトでプラスチック製品製造会社を経営する人が自社製品のプラスチックハンマーを何とかして流行させたいと考えて大学の学園祭から徐々に広めたそうです。
ポルトガル語ではこのお祭りを「Festa do São João(フェスタ・ドゥ・サン・ジュアン)」と呼ぶそう。
ポルトのサン・ジュアン祭りは、世界の有名なお祭りほど華やかではありませんが、地元のお祭りと言った感じでアットホームな雰囲気があって、それはそれでなかなか楽しいかったです。
サン・ジュアン祭りが行われる場所は世界遺産指定にもされていて、これこそポルト!と言えるドウロ川付近の”Ribeira(リベイラ)”です。
期間が短いですが、もしこの時期にポルトガルへ行く方はぜひたくさんの人の頭をたたいてきてください(笑)
とりあえずお祭りの様子を写真でお伝えします(人●´ω`●)
夕方になると一気に人が街へ繰り出します。
そしてこの通り、色んな人が色んな人の頭をピコピコと叩いています(笑)
街には屋台も並び、イワシもたくさん売られてました。
そしてなにやら空に浮かんでいるものが。。。
なんだろうと見てみると紙ランプでした。
この習慣にどんな意味があるのかはわかりませんがたくさんの人が飛ばしていてとても綺麗で幻想的でした。
そしてドウロ川付近は人で溢れていました。
そして川べりからの眺めもとても綺麗です?
そして花火が始まる0時までは周りの人たちと写真を撮ったり、頭をたたかれたりしてはしゃぎます。笑
そして0時になり花火が音楽とともにスタート
いやぁ、綺麗ですねぇ花火。
橋も花火で飾られてます。
15分くらいで花火は終わり、それとともに帰る人が多い感じでした。
そして帰りはとっても混雑するので、すぐ帰らずにお茶をしたり、人混みが減ってから帰るといいと思います(*・∀・*)
突進して無理に進んだりしてくる人がたくさんいるので逆に嫌な気持ちになります。笑
花火も川べりからの眺めもとても綺麗だったのでぜひサン・ジュアン祭りに参加してみてください(人●´ω`●)