青い目玉のお土産って??
ギリシャの街を歩いてるといたるところに目の形をしたお土産が売っています。
これは「ナザールボンジュウ」といって、
もともとはトルコのお土産だそうです。
ナザール(Nazar)が邪視という意味を持つみたいで、ボンジュック(boncuk)がこの目玉のお守りのことを言うそうで一種の魔除けみたいなものらしいです。
大昔から中東やヨーロッパの地中海地方には「羨望のまなざしにさらされると悪いことがおきる」とか「青い目の人の視線は呪いをもたらすことがある」というような言い伝えがあったみたいで、
つまり、人からいいなぁ〜と思われたら不幸が起きるということですよね。
しかもこの言い伝えはかなり昔から伝わってるそうで、なんと紀元前3世紀頃のシュメール王国の墓からも目のモチーフの品が出てきたのだとか。
そしてこのナザール・ボンジュウの眼は、トルコでは、「凶眼の魔力」があると言われているらしいんです。
「凶眼の魔力」には悪いもの全てを、青い目の威力により打ち砕き、青いガラスによって弾き返すという力があり、人々はこのナザール・ボンジュウをお守りとしているそうです。
そして今もなお、この青い目の威力が、妬みの念や災いをもたらす視線(邪視)から、私たちを守ってくれると信じられているのです。
そのほかにも、トルコ国内では出産祝いの品とかにもナザール・ボンジュウの金貨などをつけるそうなんですが、
可愛らしく愛くるしい赤ん坊に『可愛い可愛い』と褒めたりすると嫉妬の対象になって邪視が集まってくるから、わざと『醜い醜い』と言ったりして悪魔へむかってここには羨むものはないですよという意味でアピールするみたいなんです。
私たち日本人にとってはどうしてだろうと信じられない考えですよね。
旅を続けているとこうした文化や宗教、価値観の違いに驚くことが多々あります。
そして”魔除け”と聞くとどうしても買いたくなってしまうのがまた日本人の性ですよね。笑
わたしたちも色違いのブレスレットを購入しちゃいました★
みなさまもぜひギリシャやトルコへ行った際は、周りからの邪視から自分を守るために購入してみたらいかがでしょうか(人●´ω`●)