アントワープのモードミュージアムMOMU
私も知らなかったのですがアントワープはファッションの街だそうで、
ファッションミュージアムがありました。
モードミュージアムMOMU
ファッション・ミュージアムとも呼ばれるように、ファッションに関する展覧会が年に2回(約5カ月間)開催されるそうです。
全ての展覧会にはテーマやストーリーがあり、ほとんどの展示品はMoMuが所有する中から選ばれるそうです。
ベルギーといえばチョコレート、ワッフル、ムール貝、フランダースの犬、と想像できますが、『え、ファッション??」と思われる方も多いかもしれません。
なぜアントワープ=ファッションとなるかというと、アントワープにはアントワープ王立芸術アカデミーという、ファッションの専門学校があるんですね。
そしてアントワープがファッションの街で有名になったきっかけがあって、
1980年代にこの専門学校アントワープ王立芸術アカデミーのファッション科を卒業した学生6人が、自分たちの作った作品を車1台に積み込んでロンドンファッションウィークの「ブリティッシュ・デザイナーズ・ショー(展示会)」に参加したところ、マスコミから注目を浴びたのが始まりだそうです。
のちにこの6人は「アントワープ6人衆」またの名は『アントワープ シックス』と呼ばれるようになったのです。
♦︎アントワープ6人衆
・ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)
・アン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)
・マリナ・イー(Marina Yee)
・ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)
・ディルク・ヴァン・サーヌ(Dirk Van Saene)
・ディルク・ビッケンバーグ(Dirk Bikkembergs)
それぞれ名前が覚えずらくて6人衆と呼ばれたらしい。
そしてこの6人の中には日本でも活躍してる人たちがいるんです!
ドリス・ヴァン・ノッテン と アン・ドゥムルメステールの作品は日本にも店舗があるショップ『バーニーズニューヨーク(BARNEYS NEWYORK)』や『エストネーション(ESTNATION)』などのセレクトショップで取り扱われています。
人気、知名度ともに高いブランドでドリス・ヴァン・ノッテンはエスニック調もしくはフォークロア調のデザインが多く、アン・ドゥムルメステールは黒と白をよく使い、シンプルだけど大変凝ったデザインが特徴的でレザーアイテムも多いです。
ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクの作品は
知ってる人も多いかな?
『アメリカン・ラグ・シー』や『ユナイテッドアローズ』で取り扱いがあります。
90年代に人気だったブランド「W.& L.T(ウォルト)」の元デザイナー。
普段着にするにはハードルの高い斬新で独創性あふれる洋服が特徴的。
2007年より本ブランドのデザイナー兼、アントワー プ王立芸術アカデミーのファッション学科の学科長に就任しているそうです。
6人とも同じ大学で同じ科で学んだというのに6人のデザイナーのスタイルははっきりと違うんです。
古風なイメージだったアントワープの町をパリに並ぶオートクチュール(高級衣装店)へと変えていったそうです。
私もあんまり詳しくはないのですが、とりあえずモードミュージアムMOMUの写真を見てください。
とっても素敵な服やドレスがたくさんあります。
ね???
とにかくかわいいんです。
かわいい、おしゃれという言葉じゃ伝えれません。笑
毎回テーマが違うみたいで、日本から近いなら毎回行きたいくらい・・・。
♦︎モードミュージアムMOMU
開場時間:AM10時〜PM18時
定 休 日:月曜日
料 金:27歳以上が@8ユーロ(26歳以下は@3ユーロ)
※新しい展覧会の開催前は、準備の為に4週間ほど閉館するらしいのでご注意ください。
MOMUは30分あれば見れちゃうくらいの狭さですが、
ファッションがすごく好きでじっくり生地とか作りを見たりするなら1時間くらい時間をとるといいと思います。
本当に素敵な洋服やドレスがたくさんありました(人●´ω`●)
中にはこんなの着れない・・・という作品もあったのですがきっと芸術なんでしょう笑
静かでとってもモードな雰囲気で誰もしゃべってなかったです。
出口付近にはショップもあり、ポストカードや世界中のファッションに関する本や写真集がたくさん置いてありました。
立ち読みできる本もあってミュージアムの後に寄るのもいいと思います。
ちなみにミュージアムに行かなくてもこのショップには入れます(人●´ω`●)